ハイチ訪問中の谷合参院議員は2月13日、前日に引き続き、ハイチ国内各地を視察しました。
以下、公明新聞の記事を転載します。
(東京事務所)
医療、PKO活動など調査
元首相と会見 大学復興へ義援金手渡す
公明・谷あい氏
ハイチを訪問中の公明党ハイチ復興支援調査団の谷あい正明団長(党青年委員長、参院議員、参院選予定候補=比例区)は13日、前日に続き同国内を精力的に駆け回り、自衛隊の国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の宿営地や私立キスケヤ大学、レオガン市内などを視察した。
谷あい氏は同日午前、ポルトープランス市内に宿営地を設けた自衛隊のPKO派遣部隊(陸上自衛隊施設部隊)を訪問。部隊概要や周辺の治安、今後の計画などについて状況を確認した。また、日本赤十字社が運営する市内の医療テントを訪れ、地震直後から現在に至るまでの患者の病状の変化、医療活動の課題などを聞いた。
さらに大地震で校舎が倒壊し、約20人の学生が亡くなった私立キスケヤ大学で同大学の創立メンバーの一人、ジャック・アレクシー元首相らと会見。元首相は地震によって国内のほぼすべての大学が崩壊した現状を語り、教育機関、特に高等教育の復興への日本の支援に期待を寄せた。谷あい氏は「大学全体に対する支援策も検討していきたい」と答え、大学復興のため党からの義援金を手渡した。
続いて谷あい氏は、ポルトープランスから約40キロメートル離れたレオガン市を訪れ、自衛隊の国際緊急援助隊医療チームの診療施設を視察した。同チームはこれまでに2800人以上に治療を施したが、13日を最後に日本赤十字社に活動を引き継ぐ。地元市民からの評価も高く、隣接する被災民キャンプで暮らすシャール一家は「自衛隊の医療チームは質が高かった。続く日本赤十字にも質の高い治療を期待したい」と語った。その後、谷あい氏は再びポルトープランスに戻り、混乱の要因となっている食料配給の様子などを視察した。
視察後、谷あい氏は「食料配給時に一時的な混乱はあるが、被災民全体としては落ち着きが見られた。今回の調査を基に第2段階の支援策を検討していきたい」と語った。
(公明新聞:2010年2月15日より転載)
ハイチ大地震 第2段階の支援探る