鳥取から島根へ移動。
本日は、三島県議と共に、学校図書館を学習の場に活用している東出雲町の東出雲中学と揖屋小学校におじゃましました。
図書館というと単に本を借りる場という先入観がありましたが、図書館の機能を最大限生かして授業の中心に据えている様子がよく分かりました。
学校司書(専門家)と司書教諭(学校の先生が兼務)の連携で、国語や社会、理科、総合学習の時間に、教材や調べものを提供し、生徒が自主的にものを調べたり、成果を発表できるようにする狙いがあります。
3年近く、東出雲町では学校図書の強化を進めてまいりましたが、生徒たちの学力向上は目を見張るとのこと。東出雲中学ではかつて年間400冊の貸し出しが、今は7000冊に増えました。かつては図書館はほとんど倉庫のようなもので、いつもカギが閉まっていた状態から、学校司書さんを迎え入れ、司書教諭とのコンビで、子どもたちが本に触れる時間が増えました。
国政に対する要望を聞きました。
① 学校司書を法制化してほしい。街の図書館の司書と学校の図書館の司書とでは求められる専門性がまったく違うとのこと。現在、学校司書という資格もなければ、法律で明記もされていない。
② 学校司書を全ての学校へ配置すること、また待遇改善。
③ 図書購入費の拡充。訪問した小学校(生徒438人)では年間50万円ほどの購入費であるが、一気に充実させるためには200万円ぐらい必要とのこと。
小学校4年生の授業風景
東出雲中学校の図書館の様子。
図書館を中心とした学校教育の在り方について大変勉強になりました。
今日は、その後、松江市内の企業訪問、街頭演説、安来市議選の応援をしました。
(谷あい)
学校図書館の充実を