午前中、参院の経済産業委員会で化学物質の管理についての法案審議。ヨーロッパのREACHという化学物質に関する規制と日本の化審法による規制を比較した上で、有害性の情報は共有できるのかといった質問があり、規制の仕方は国によって異なるが、データは共有できると答えた。
ところで、これは植物工場で栽培した野菜。味もしっかりしている。
午後、東京府中市にある小津産業(株)の植物工場を視察した。
ここは倉庫兼事務所の空いたところを活用して、レタスやハーブなどの葉物を栽培し、都内のレストランに出荷している。
光源として蛍光灯を相当数使っているので、光熱費といった維持管理費がネックとのこと。蛍光灯をLED照明にするだけで、電気代は半分ぐらいになるらしいが、導入コストの問題もあるし、現時点では導入補助みたいなものはない。
また土を必要としない植物工場でつくった野菜は、無農薬であったとしても、JAS法の規定により、商品のパッケージに「無農薬」とは表示できないとのこと。ただし「農薬を使っていません」と表現するのはいいらしい。
植物工場で生産した野菜は、JAS法を含めた関連法制でしっかりと規定されていないことを改めて確認した。
国は50か所から150か所へ増やすと言っているが、こうした点にも対応する必要がある。
(谷あい)
都内の植物工場を見学