昨日の参院での総理問責決議はいただけなかった。
問責する理由がはっきりしないことと、党首討論から逃げたこと、問責という手段を目的にすり替えたことで、問責の価値を自ら下げってしまったのが民主党だ。民主党出身の議長の再三の注意を無視して、わざと予定時間の倍近い賛成討論をしてしまう恥知らずな民主党。
会期末に出したという事実だけを残したのか。
毎朝、宿舎から国会に向かうバスの中で、民主党議員が夏休みどこの国に行くとか、そういう話が飛び交っているわけで、まったく緊張感・切迫感のない問責決議だった。
国民が期待しているのはこんな猿芝居ではない。
今日は参院は不正常な状態であり、いつもより静かだ。
昨日、原爆症認定集団訴訟の原告団から、今後の集団解決に向けての訴えを官房長官にしたいと要望を受けた。大野官房副長官が急な依頼ではあったが、本日、面会していただくことになった。私も岡山からとんぼ返りで国会に戻り、自民党の寺田代議士とともに官邸へ同行した。
全面解決と新しい審査の基準の見直しが、原告側の要望だ。これに対し、副長官から総理・関係省庁に伝える、来週から個別審査もはじまる。本日の申し入れを重く受け止め、政府として努力していくと回答があった。
原告団の厚労省前での座り込みは、今日のこの面談の結果をもって解除になった。
問題が長期化しないよう、被爆者が納得する対応を政府に要求したい。
(谷あい)
価値を落とした問責決議 / 原爆症認定訴訟原告団とともに官邸に行く