昨日、第166国会が閉会いたしました。振り返ると防衛省移行、国民投票法や教育改革関連3法の成立、社会保険庁解体や公務員制度改革など重要な事項や法が成立した“重い”国会でした。個人的には、国土交通委員会を中心に20回ほど国会質疑にたちました。精神障害者の交通割引の実施や、自転車専用レーンの設置拡充を求めたり、都市農地の保全・見直しを迫る質問など、生活者の視点にたった質問を心がけました。
法案以外にも、党の原爆被爆者対策委員会の委員長として活動し、今回の党のマニフェストにも原爆被爆者支援が明記されました。原爆症認定の見直しも超党派で進める機運が盛り上がってまいりました。会期末には久間前大臣の「しょうがない」発言がありました。久間氏は官邸や党関係者にお詫びをしたわけですが、被爆者の皆様にまっさきにお詫びをしなければならないと考えます。
国会の現場にいると、いわゆる「強行採決」というのがいかに野党がつくりあげたものかというのが分かります。野党議員の見せ場なのでしょうか。委員でないものが、委員長席を取り囲む。怒号のあらし。採決妨害そのものです。強行採決というのなら、そのつど委員長に対して解任決議案を出すのが筋ですが、そういうことはしない。国民投票法のときは、民主案は与党案に9割以上は一致していたと言われます。何が強行採決なんでしょうか。民主党の党首は、記名採決を実施した衆議院の超重要議案に対して、13回中7回欠席しているのです。
7月29日の投票日まで1ヶ月をきりました。私たちは選挙の予想屋ではありません。票を読む人間ではなく、一票一票勝ち取っていく身であります。どの政党が一番生活者が必要と考える政策を推し進める力があるのか、全力で訴えてまいりたいと決意しています。
(谷あい)
【ブログ】第166国会を終えて