先日、党女性委員会の子ども読書運動プロジェクトチーム主催の「お父さんの読み聞かせ講座」に出席しました。
参加者は原則男性のみ。何人ぐらい集まるかと思っていたら150人ほぼ会場一杯に埋まりました。20歳代から70歳代。何年か前に、読み聞かせ講座を開いたら、出席者はほぼ全員女性。男性が4人だったことから、今回は「お父さんのための・・」になったとのことでした。
講師は児童文学作家で漆原智良先生。
1時間10分の講演でしたが、お話自体が、面白い絵本を読み聞かせていただいているようで、大の大人たちが目を輝かせながら話を聴きました。
男性だけの会合であれだけ盛り上がる講演というのも珍しい・・・
さて気になる講演の内容ですが、
「本を読む→間接体験の幅が広がる→感性の芽が育つ」
「絵本を手に届くところにおいておくこと」
「絵本を通じて説教をしない。子どもの感想に共感すること」
「父親もこどもに笑顔で接する時代」
「言葉ひとつが子どもを変えていく」
・・・・と文章にしてしまうと、なんだか先生の話の奥行きの深さを表現できないなぁ
・・・
実演も交えていただき、「読み聞かせ技術」+「父親としての心得」を教えていただきました。
そして、私も父親代表で御礼のあいさつをし、「育児をしない男は、意気地(育児)なし」と付け加えました。
続いて、浜四津代表代行から、「子どもたちが豊かな心を培うことができるよう」として、①読み聞かせ運動、②学校での朝の10分間読書運動、③ブックスタート事業――を公明党が全国的に広げてきたことが紹介されました。
政治の重要課題は、社会保障制度の維持、外交・安保などがありますが、人あっての制度、国家であります。
行く先々の会合で、親の子殺し、子の親殺し現象を憂う声が聞こえますが、やはり教育こそ大事だと皆思っているのです。
次の総理には、教育の再生を最優先にしていただきたいと思いますが、教育をテーマにした総裁選の論戦は、古きよき時代だけが語られているように思えます。
教育のために国家があると言いますが、「他人の不幸の上に自分の幸福を築かない」、「他国の犠牲のもとに、自国の繁栄を求めない」との理念をまず政治家が肝に銘ずるべきです。
絵本の読み聞かせは、小さな一歩ですが、大きな未来を創ることだと、今回の講演で感じました。
(谷あい)
P.S. 先日、「うずらちゃんのかくれんぼ」(愛子様が好んだ絵本としても知られているみたいですね)を読み聞かせしました。初めてでしたが上々のデビューでした - と思うのも親ばかか。
【エッセー】お父さんの読み聞かせ