公明党の谷合正明参院議員と党岡山県本部青年局の県議、市議は11月18日、若者が働きながら学べる新しい職業訓練制度「日本版デュアルシステム」の委託訓練をしている三菱自動車工業株式会社・水島製作所を訪れ、訓練内容を視察し、関係者と懇談した。
岡山県は昨年10月から同システムをスタート。さらに、今年10月から「県の基幹産業であり、今後さらなる成長が望める自動車産業での人材育成」(県労政・雇用対策課の妹尾正己副参事)を狙い、三菱自工での委託訓練を開始した。
”日本版デュアル”は、フリーターなどを対象に民間企業での講座学習と職業訓練を組み合わせた実践的な人材育成を図るもの。
今回、委託訓練を始めた三菱自工は、これまで県立倉敷高等技術専門校で行っていた訓練と違い、講座研修から職業訓練までの全課程を委託先の企業が行う委託訓練活用型で、自動車組み立てと基礎的な機械加工の知識、技術の習得を目指す。講座学習2ヵ月と実地研修3ヵ月を組み合わせた訓練を行っている。現在、11人が訓練を受けている。
この日の視察では、自動車組み立て実習を見学。訓練指導員の野尻保広さんは、「受講者は定職に就こうという気持ちが強く、新入社員よりもやる気が見られる」と、上々の評価だった。視察を終えた増川英一・党県青年局長(県議)は「若年者の就職支援がさらに広がるよう頑張っていきたい」と決意を語っていた。
同システムの導入について、公明党の増川県議は2003年9月定例会で若年者雇用の促進を訴えるなど、若者の雇用支援を積極的に推進してきた。この視察には、松田安義・岡山市議、生水耕二・倉敷市議、川上博司・高梁市議が同行した。
(11月25日付公明新聞より転載)
【活動記録】職業訓練の日本版デュアルシステム委託工場を視察—-主力産業に若者の力を