27日の参院本会議で、公明党の谷合正明氏(比例)=岡山市、が初めて本会議の質問に立ち、尼崎JR脱線事故の被害者支援や再発防止策などについて政府をただした。
26日に党調査団の一員として事故現場を視察した谷合氏は「涙が出る思いがした」と言葉を詰まらせながら、「被害者支援のためJR西日本に対して強い指導力を発揮してほしい。また、再発防止策については納得のいく説明を」と迫った。 JR発足以来最悪の惨事とあって、北側一雄国土交通相もこわばった表情で、「被害者支援は誠実かつ万全の対応をJR西日本に強く要請した。また二度と起こらないよう全国の鉄道事業者を厳しく指導していきたい」と答弁した。
(4月28日付山陽新聞より転載)
【エッセー】初質問で脱線の再発防止策問う