公明党の脱法ドラッグ対策検討ワーキングチーム(座長=丸谷佳織衆院議員)は8日、参院議員会館で初会合を開き、厚生労働省と意見を交換した。丸谷座長のほか、谷合正明事務局長、佐藤茂樹、古屋範子の両衆院議員が出席した。
冒頭、あいさつに立った丸谷座長は、第3次乱用期といわれ、青少年の薬物乱用が指摘される現状に強い危機感を表明。薬物の与える深刻な影響を憂慮し、「一刻一秒を争う問題であり、全力で取り組んでいきたい」と述べた。
脱法ドラッグは、ビデオクリーナーやアロマオイル、観賞用植物などと称し、巧みに法規制を逃れている。厚労省は、地方自治体に対し、使用目的の表示などにかかわらず、乱用目的と判断される場合は、取り締まりの対象とする趣旨の通知を出したことを報告した。
会合では、乱用による健康被害や啓発活動、規制のあり方をめぐり、活発に意見を交換。次々と新しい脱法ドラッグが現れ、麻薬指定が追いつかない現状について、新種をすぐに規制できる仕組みが必要との問題意識が示された。
(公明新聞より転載)
【活動記録】脱法ドラッグワーキングチームが初会合—-薬物乱用防止に全力