公明党文化芸術振興会議議長の斉藤鉄夫衆院議員と谷あい正明氏(参院選予定候補=比例区)はこのほど、広島県福山市にある喜多流大島能楽堂を訪問、国総合指定重要文化財で同流4代目の大島政充、泰子さん夫妻と伝統芸能について懇談した。地元の浅野洋二県議、藤井真弓市議も同席した。喜多流は、江戸時代初期に樹立された能楽で、「型は簡素、雄大で力強く直線的、謡(うたい)も質実剛健」が特徴。その流れをくむ大島能楽は全国20家ある同流宗家直系の一つとして、現在の福山市を中心にした備後地域で伝統を継承してきた。席上、大島さんは、能楽師が少ない地域でのイベント開催時に、大都会に集中している能楽師をゲストに呼ぶが、現状ではゲストの旅費や滞在費を地域の能楽堂が全額負担しなければならない、と経済的な厳しさを説明。「ゲスト能楽師の移動などにかかる経費を文化芸術振興の補助対象にしてほしい」と要望した。これに対し、斉藤、谷あい両氏らは、「今後も地域芸術や伝統芸能の継承・発展のために努力したい」と約束した。
(公明党ホームページより転載)
【活動記録】地域芸術や伝統芸能のために努力—-大島能楽堂を視察