2022年8月7日 2面
6月に行われた核兵器禁止条約第1回締約国会議の成果や今後の課題などを巡り、与野党の代表者を招いた討論会(核兵器廃絶日本NGO連絡会主催)が5日午後、広島市内で開かれ、公明党の山口那津男代表らが党の見解を表明した。
山口代表は、核の脅威が高まっていることに対し「今こそ核兵器の不使用を継続する重要性を国際社会で共有しなければならない」と強調。保有国と非保有国の橋渡し役を担う日本の使命は大きいとし、来年の第2回締約国会議でオブザーバー参加をめざすと語った。
質疑に応じた谷合正明参院幹事長は、核廃絶に向けた日本国内での考えの違いに関し「国内政治の中で公明党が橋渡しをする役割がある」と述べ、核禁条約で定める被害者支援と環境修復に日本が貢献すべきと訴えた。